このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2017年1月21日土曜日

山崎です




引っ越し



前のブログを書いた直後、大学生の頃から15年過ごした大田区を出て、東京を出て、初めて神奈川県民になりました。
この年で、定職についていないということは結構ネックみたいで、被害妄想かもだけど不動産屋さんでなかなか物件を紹介してもらえず、結局一番最初に訪れた不動産屋さんがお友達に聞いてくれて、そこに入居できることになりました。
不動産屋さんは、話していると、「実は私、昔ね、」なんてレコードを出していたり、娘さんがボクサーで吉本興業所属だったり、僕の知り合いの事務所に稽古場を貸していたりと、なんか縁があるなあって思いました。大家さんも『役者?面白いじゃん。」っていい感じオッケーくれました。時々ご飯もくれます。

多摩川沿いに住んでみたかったし、人にも恵まれて良かったです。

もっと多摩川に行くものだと思っていたけれど、まだ一回しか行けていません。っていうのは、なんか東京側と神奈川側で整備され方が違うっていうか、この辺りだけかもしれないですが、こちらはあんまり河川敷に行こう!って気にならない感じです。
でも暖かくなったら釣りをします。

いつもインコは部屋に作った小屋にいたので、引っ越しの移動のためにサランラップとダンボールで簡易で作ったやつが、自分的には可愛くて気に入ったので見てください。二匹も移動中静かにしてました。





そして新居に作った小屋も気に入ったので(僕もインコも)、見てください。







「ルーツ」



年末はKAAT主催・演出/杉原邦生・作/松井周の「ルーツ」に参加していました。




インフルエンザで公演が半分くらい中止になってしまったので見るつもりが見れなかった人も多かったと思いますが、そういう方は申し訳ありません。でも芸術監督の白井さんにも、館長の眞野さんにも、「どうか、どうか、どうか再演を!」とお願いしたので、僕のお願いが叶うかはわかりませんが、叶った際はご覧いただけると幸いです。

とにかく、11、12月とKAATに毎日通えたのは最高でした。この生活5年くらいしてたいなってくらい、毎日が幸せで楽しくて幸せでした。KAATはスタッフさんが最高だし、劇場もいいし、それだけじゃ勿論なく邦生や共演者やみんなのおかげで幸せでしたよ。ありがとう、この日々って思いました。公演後の役者のfacebookみたいになっちゃったんで、杉原邦生の男前エピソードを一つ。



杉原邦生が男前





ある日、邦生に「あれ、こーじ、今日は整髪料つけてないの?」って聞かれて「昨日もつけてないし、最近つけてないよ、なんかナチュラルがいいって思って。っていうかワックスつけると、シャンプーしても全然落ちないじゃん。」って言ったら「安いワックス使ってるからじゃない?」って言われて、がーんってなって、高いワックスなんて選択肢に入ってなくて目にも入ってこなくて、こんなところでも貧富の差!8年前に出会った時はこんなことなかったのに!いつそんなに同い年の僕らに差が!って思って、恐る恐る「ナカノとか?」って聞いたら「ううん、デューサー。」とか言われて、俺は聞き取ることも発音もできないようなこと言われて、隣にいた演出助手のてっちゃんが「ロフトに一度おつかいで買いに行きました。」と教えてくれた。で、その日俺は、それで調子狂って、演技ガタガタで笑顔がこわばっちゃったよ!って言いがかりつけたら、次の日、邦生が「こーじ、これ、誕生日プレゼント。」とか言って本番数日前のクソ忙しい時に朝買って来てくれた「DEUXER(デューサー)」をくれました。


自分がなんて浅ましくてみみっちい男なんだって思いましたよ。完敗だし邦生に乾杯。邦生、男前だ、この男の為にこの公演成功させるぞって強く思いました。あいつは大成するね。そんなデューサーは美容院の良い香りがします。
なーんて思って、俺がルンルンで楽屋の鏡の前に置いたそれを、隣の求ちゃん(20代半ば)が見て「あ、デューサーいいっすよね」とかさらっと言われてショックでした。
そんなルーツの初日は、テンパった俺が、暗転中美術におでこをぶつけて、血だらけになって、「私、血だけはほんと無理。」と前日に言っていた女優さんの前に血だらけで立って無言で見つめあって、快快以外で初めて一緒の藤谷さんの衣装も途中で全とっかえして稽古着になって、変にあざとい芝居して観客には舌打ちされて、初日乾杯も参加できず救急病院に行き、「ぱっくりいったね、頭蓋骨見えてるよ」なんて5針縫ってもらう感じでした。

結構目立つ傷が顔にできたので(これまでに顔だけで20針以上縫ってて)、さすがに形成外科に行こう、今後映像のお仕事とかあるかもしれないしアップに耐えられないっていう考えが、「取らぬ狸の皮算用」か「備えあれば憂いなし」かは捉え方次第ですよね。俺の捉え方は、「備えあれば憂いなし」の「石橋を叩いて渡る」寄りの方って感じですかね。



最近の見た目34歳



最近、白髪増えたって言われる。自分でもそう思うけど。あと正月に姉に「こーじ、なんかしわくちゃ、大丈夫?」って言われてオールインワン的な美容液もらいました。若さを装ってたんだけどな、刈り上げちゃったりして、やんちゃ装ってたんだけどな。3日前に細かい字が読みにくくて「え?老眼始まっちゃいますか?」ってドキッとした。快快のホームページ用にプロフィール写真を撮ったんだけど、iphoneで自撮りだけど、初めて色とか明るさ補正しちゃったもん、なんか活きが悪くて。

ビフォー

アフター



快快新作「CATFISH」



まさに快快の新作「CATFISH」のリハーサル真っ最中です。



実は約3年ぶりの新作公演です。
きっとこの3年でメンバーも色々変わったことだと思います。ドキドキします。絹代さんなんて2人目生んだし。うちの姉も子供産んだけど本当可愛いわ、赤ちゃん。

僕は最近、お芝居が面白いです。僕のお芝居が面白いんじゃなく、僕はお芝居が面白いと感じていますってことです。みんなには前もそう言ってたよと言われるけども、今そう思っています。
だから「ルーツ」もお芝居ができて楽しかったし、きっと俺はこの一年で演技力が成長したはず、そうだよね藤谷さん、俺「ルーツ」でお芝居に関してはそんなダメだしされてなかったもんね?って快快の稽古場で聞いたら、口をつぐんだ衣装の藤谷さん。結構本気で「え!ちょっとそんな冗談よしてよ!」って思って、何度も「ねえ?そうだよね?ねえ?俺の芝居、、ねえ?」と聞いてもノーコメントを貫かれて、ちょっと予想外の反応過ぎて消化できませんでした。客観的にどうなのか気になります。が、それは、「 CATFISH」を見てもらったらわかること。でもチケットは売り切れてしまいました。
最近の課題は、普段の山崎皓司を面白がられて、演技をすると途端につまんなそうにされることですね。ありがちですけどね。永遠の課題でしょう。
なんか、俺、芝居芝居って盲目になって、つまらない人間になってしまったのかもしれないって、久々の快快で不安になっていたんだけど、やっぱりメンバーが笑ってくれると、とても嬉しい気持ちになります。



2017年1月10日火曜日

あけましておめでとうございます。


ふじたにです。




今年はKIKOの赤の口紅と赤のアイライナーを手に入れたので、それをつけています。
うっかりすると歌舞伎メイクを意識したみたいになるので注意が必要です。





23歳くらいのときに30過ぎたらピンヒールはいて生活をしようと考えていたのに、
ずっと走れることを重要事項として靴を選んでいます。
2016年の12/31には、気持ちばかりヒールのある黒い紐靴を手に入れたので、それをはいています。







ここ2年くらいは私の中で全身紺色がはやっていたわけですが
友達が店をたたみ、
とくに決まったお店の服を購入することもなかったわけです。
ただ、年が明けて急に
景気のいい感じの服が欲しくなり
発色が良いものや、柄や反射素材の服を手に入れました。
わたしのような線でかけるタイプのさっぱり顔が
そういうアイテムを身につけているのはいいんじゃないかと、
なぜか
そんな気がしたからでした。







2年くらい前に近い友人から
「お前はいよいよ(年齢、生活現状的に)先人達に習って、
厚化粧とターバンを巻いて『コスチュームデザイナーです』と言わなければならないぞ」
とお言葉をいただき、
えっという衝撃とともにそれは無理だと思ったわけですが


最近メイクだけでなく頭にターバンかわいいなと、
興味がでてきたあたり
はっとして
まさか
近づこうとしているの、、、?
とおもいます。






タートルネックのセーターを
ハイウエストでイン
(山崎先生よりお褒めいただいたニットのパンツ白。サイズが大きいため無理矢理ベルトでしばっています。)
した己の姿を視るにつけ、
そして
よくみると頂き物のみかんのピアスがついていて
多めのながい黒い髪に前髪がばつっとしてて

歯が折れそうなほどかたいビスケット(堅パン)をかじっている


あの歌舞伎風メイクの



アジア人女性はだれかと。













一瞬思って、それ以上は特に何も思わず出かけます。









そろそろFAIFAIから新作についてのおしらせがあります。
今週からリハーサルも始まっています。

今年もよろしくお願いいたします。