このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2017年11月15日水曜日

HPリニューアルしました

藤谷です。
FAIFAIのホームページをリニューアルしました。
http://www.faifai.tv
みやすくてわかりやすくてアーバンさありますね。
なんかFAIFAIロゴともあってていけてるとおもっています。
(私はFAIFAIのロゴは本当にかっこいいとおもっています)
今回のwebデザインは石黒宇宙くんにお願いしました。
宇宙くんありがとう。


徐々にアップデートされてゆきますので今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
先日、PC整理のため過去写真を見たら、「SHIBAHAMA」EUツアーの際や、結婚式として家を燃やした時に撮影したエクストリーム記念写真ばかりが発掘されたのでそれもそのうちに。






先週(11/12)はフェスティバルトーキョークロージングイベントとしてFAIFAI「GORILLA〜人間とは何か〜」を池袋西口公演で上演しました。

(twitterの動画拝借します)

 

  



ドラマーの久下恵生さんと山崎の約40分の1on1でした。
2人ともまじでかっこ良かったです。
音楽とゴリラで反応しあう人間のエネルギーは喜びでした。


観客である来てくれた方、通りすがりの方々が屋外の、池袋西口公園にもかかわらず集中して観てくれていたうえに、最後に年配男性から「やった!」という歓声があがるなどし、というか「やった!」という歓声があるのか最高などと思ったり、
年配女性がバナナを房で渡してくれていたり(どちらもフィギュアスケートにおけるとんでくる花束やスポーツにおける声援と同義語であると解釈)、
池袋西口公園といういつもより広めの人間界で、
(わざわざ観に来てくれた人だけではない)界隈の、しかも日本のけっこうな先輩方がこんなにも直接的なリアクションをくださるなんてすごくないかなど、
私はメンバーでありながらいろんな点において揺さぶられたのでした。

観てくださった皆さまありがとうございました。





その前日(11/10,11)まで私はフェスティバルトーキョーの別プログラムで中国のアーティストの、チェン・ティエンジュオ「忉利天(とうりてん)」のサポートとして参加していました。


Photo: Jun Ishikawa


わたしは衣裳のサポートでしたが、布は少なめでした。
布のかわりに、ラインストーン多めのかっこいいマスクや股間をかくすアイテムや笠などが重要な、そして完全にいい仕事をしていました。


ほぼ裸なのに、身につけた時の身体の強さ、この演目をやるから物理的にここにいるという存在の強さを、SMアイテムという道具であることがそれを抜群にひきだしており、感動した私はここでも、ああわたしはなんと小さきものか、ほんとうにまるでなにもわかっちゃいない、ああもうばかばかと揺さぶられていたのでした。



私が、SMアイテム=道具だとしかおもっていなかったマスクや貞操帯は、ここでは決定的に衣裳としてかっこいいものであり、かつ人物相関図的にキャラクターを観客に深めさせる(私は一方的に想像を深めオイルも聖杯も、聖水も本番中にしてはないけど超納得した)重要アイテムでした。





演出、美術、衣裳も担当するチェン・ティエンジュオはファッションデザイナーとしてasiandopeboysというブランドもチームでやってます。

そして映像作品も。


これはインタビュー








その同じ週末(11/8〜12)、STスポット30周年のダンスショウケースで岡田智代さんの衣裳を担当させて頂きました。

2015年のFAIFAI「再生」にも代打として降臨してくれたダンサーです。
智代さんの作品はこれまでこういう感じでこっからばーんって感じでやってくからよろしく、みたいな感じで意思の強い短い所信表明みたいでした。

智代さんとていたさん


出演者のひとりだった岩渕貞太さんの作品が興味深かったです。
美しい貞太さんが途中、豚の丸焼きにしかみえなくて、そこで命絶えた後涅槃になるという、振付として命をみせつけてくるなと思いました。
以前、中林舞&白神ももこの作品でも貞太さんはラストの命が絶えるところを振付けしていたのですが、その振り移しの際の貞太さんの命の輝きが素晴らしくて、笑いすぎて涙したのを覚えています。そのときも振付けでした。

山崎はいつも死ぬほど生き生きすることで、命をみせつけてきます。

何が違うのかなと数人にきいてみたら「再生」のはなしになって、
演劇ver.では物理的に同じでいられない体をみる、ダンスver.では文字通り再生しきる、みたいな違いじゃないかという話を聞いてそうなのか、とおもってダンスver.みてみたいし、この間のデスロックの「再生」もみたかったなーって思いました。



いつ読んでもいいな、とおもうよんちゃんが書いたFAIFAI「再生」のテキストがこれです。
http://live.faifai.tv/works/rebirth/




なんでこんなにまじめに感想を書けるのかと思ったら、この週末は観客として(スタッフだけど自分の衣裳プランではないので)立て続けに観劇できたからでした。
学びの多い週末でした。









はいそして
その1週間前の週末(11/5)の週末に何をしていたかというと
和田永君主催の「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」に参加していました。
和田君が楽しそうだししあわせそうだし、実際空間も機材もかっこよかったです。
FAIFAIは盆踊り担当だったのですが、曲がよくて、踊りの喜びを一層煽るものでした。
お客さんの踊りへの欲求は思いのほか高く、もっともっと繰り返しを!
よんちゃんの「再生」テキストを引用するならば、そこへ来ていた人間たちはまさに盆踊りの狂乱で命を解放し瑞々しい人間に再生して東京タワーを去る、というようなものでした。



私たちの大好きな桑原史香にも参加して頂きました。
(facebook動画拝借します)








その前にはなにをしてたかというと
10/14、15までKYOTO EXPERIMENTのオープニングプログラムとして、
金氏徹平「tower(theatre)」に参加していました。
https://kyoto-ex.jp/2017/features/other/2017/09/29/teppei-kaneuji_tower/



photo :YusukeNisimitsu


青栁いずみ、オオルタイチさんやcontact gonzoの皆様などなど出演者が全員大好きなスターばかりの作品の衣裳を担当させて頂き、学びが多すぎる精進するのみですそして感謝しますというようなことを毎日実感していました。
全員のことを尊敬しすぎて愛しすぎて、いまおもうと自分がちょっと気持ち悪かったと反省するほどです。

 contact gonzoと和田晋侍さんと西光祐輔さん









さいごにこれは最近(11/13)
秋に色々を学びすぎて、わたしはまだまだとゆってるのにもう冬じゃないはやくない?という時期に、わたしができたことは友達のためにつくったものをプレゼントするでした。


ときどき、ブランドとかやらないんですかときかれますが、そしてきかれてなんかうれしいと思うのですが、ファッションの喜びとかその間口の広さとかに羨望と憧れが ありすぎる上に衣裳のこともまだまだわかっていない未熟なわたしにはブランドを立ち上げるなど到底無理なのです、もちろん共通することはたくさんあるはずなのですが。
けど、特定の状況がみえるひとのために必要なふさわしいものをつくることができるので、わたしの仕事はだいたいそういうことでもあるので、個人的な贈り物とかドレスや私服の注文はくれば受けてます。
あげたくなったらその人のためにつくってプレゼントすることもあります。
写真はそのひとつで、ベルリンにもどるヘアメイクの坂入さんにつくったものです。
こういうの、必要な人は連絡ください。値段はまだ決めてません。













まだあった、これから
12/1から始まるチェルフィッチュ「3月の5日間」リクリエーションに衣裳として参加します。初演はほぼ15年前で、演じるのは24歳以下の俳優たちでリハ中の演劇における発見が多くて、作品をつくるためにやるべきことを捕まえるのに岡田さん含めた全員が割と必死です。
どうぞ宜しくお願いいたします。






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